西極楽寺住職ブログ
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故人とのこの世でのお別れの儀式、それが葬儀です。
西方極楽浄土へと旅立つ大切な人との時間は、残された遺族にとって大切な時間であり、心穏やかな気持ちでお念仏を称え、安らかにお浄土へと送っていただきたいと願っています。
神戸市須磨区の西極楽寺境内には、通夜・葬儀を執り行うことができる「信徒館」を設けています。
突然訪れる、近しく親しい人の「往生」に際し、西極楽寺は「お寺で葬儀ができる施設・体制」をしっかり整えています。
西極楽寺・信徒館でのご葬儀は、近年増加傾向にある「家族葬」はもちろん、参列者40名規模の葬儀にも対応可能です。
周辺地域の交通量が少なく、雑音を気にすることなく過ごすことができる須磨区の寺院境内で、大切な人とのお別れの時間・空間を共有していただきたいと思っています。
通夜のお勤めが終わってから翌日の葬儀までの間、故人の枕元のお線香の煙が絶えぬよう、ご親族の方による「夜伽(寝ずの番)」が必要となります。
通夜・葬儀の会場となる西極楽寺・信徒館には、法要儀式を行う空間の隣に、夜伽を担当する遺族の方が食事をとったり仮眠をとれるスペースを用意しております。
通夜・葬儀の祭壇を組み、儀式を執り行う部屋の隣では、遺族の方のお斎(食事)やその後の法事の際にもご利用いただけるスペースを設けています。
テレビや炊事場も完備しており、通夜・葬儀の2日間だけでなく、法事でご来山の折、休憩・食事をしていただく際の設備にお困りになることはありません。
近年、自宅近くの「葬儀会館」で行うことが一般的となっている通夜・葬儀ですが、故人の極楽往生のときを見送る儀式をお寺で行う「寺請葬儀」の意義も見直されつつあります。
お経の声が毎日聴こえる寺院境内で、静かに掌を合わせ、この世でのお別れのセレモニーを執り行える環境が、西極楽寺にはあります。
先代住職のときから続く、地元の葬儀社との提携により、ご一報から葬儀後の出棺の際までを滞りなく執り行うノウハウと体制はご安心いただけるものとなっております。
事前に準備をすることが限りなく難しい通夜・葬儀ですが、ご遺族の方のご要望に柔軟にお応えできるよう努めてまいります。