西極楽寺住職ブログ

雲香る

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2026年2月1日

2026年2月 伝道掲示

 わずかでも善きことあれば誇り顔 悪しきは人に知らせまじとて

 ついつい自慢してしまう時があります。人は自慢が大好きなのです。だからわずかな善いことをしたならば、それを誇り顔をしながら自慢するのです。「たいしたことないのに、えらい自慢してくるなぁ」と他者に思われていることも知らずに・・・。反対に悪いことをしたならば、他者には絶対に知られたくない。「これは悪いことだ」と認識しているからこそ、「こっそり」と誰にもばれないように悪知恵をしぼって悪いことをするのです。だから悪行や自分の悪い所は、自ら他者に伝えることもしません。わずかな善いことを自慢し、悪いことは包み隠すことで、自分の評価を大きくする努力、そんなつまらない努力をしてしまうのです。気をつけねば・・・・。

 人間は他者からどう見られているかを意識して生きていることが多いと思います。他者からの評価を気にすることは、場合によっては自分を本来の自分以上に大きく見せようとすることになってしまう。自分が持っている力をそのまま評価してもらうだけは納得せず、「実はもっと凄いんだぞ」と誇張して自分の能力以上のものを持っていると自慢することさえあります。少しでも良い評価を得たいのです。

 さらには自分を大きく見せるために、他者を貶めたり、他者の悪い評価を拡散することさえあります。そうすることで相対的に自分をより大きく見せようとする愚かな所があります。そういう時は「心の小さい人」になっていることも知らずに・・・。自分を大きく見せて他者をそしり貶す行為は「自讃毀他(じさんきた)」といい、お釈迦さまも注意が必要な生き方として警笛をならしてくださっています。お釈迦様の声に耳を傾けて自分の生き方を見つめなおす機会を大切にしたいと思います。

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