西極楽寺住職ブログ
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厚生労働省の発表によると、2025年の平均寿命は男性が81.35歳、女性は87.33歳のようです。また2022年の健康寿命は男性が72.57歳、女性は75.45歳のようです。この数字から考えると、男性は晩年の約8年間、女性は12年の間、健康では無い状態で長生きをすることになります。科学や医学の発達によって、治らない病気が治るようになり、体に負担の少ない手術方法なども急速に変化していく中で、平均寿命は延びてきましたが、最期まで健康で長生きをしている方は多くないようです。
西極楽寺では毎年7月上旬から檀信徒の皆様の御自宅へお盆参りに行きます。6月上旬には「〇月〇日の〇時~〇時に参ります」とお手紙を出すのですが、「体調が悪いので」「病気になったので」という理由で「お休みにしてほしい」と連絡が数件あります。上述の厚生労働省の発表を考えると、高齢の方が体調不良や病気になることは平均的なのかもしれません。しかし、老・病によって苦しみを感じているからこそ、仏教の信仰が活きてくるのですから、本当にもったいないことだと思います。苦しみ多き人生において、仏教の信仰を通して、この世を力強く前向きに生き抜くことをお勧めしているのですが、わたしの力不足もあって、届いていないようです。本当に残念です。
老・病は避けることができません。さらにその先にある死も避けることはできません。死(臨終のときも含む)や死後については、科学や医学は専門領域外ですが、仏教は専門領域なのです。老や病を感じたら、その先にある死を少しでも意識して、仏教の教えに耳を傾けることをお勧めします。もちろんお元気な内に聞くのが一番ですが・・・。
また、病院や施設に入って、お寺に足を運べない方もあるでしょう。そういう方には、私が病院や施設に出向いて、苦悩をお聞きして仏教の教えをお伝えさせていただきます。かけがえのない大切な自分自身の問題ですから、妥協せず、遠慮せず、躊躇せず、西極楽寺にご連絡ください。
「極楽浄土に迎え取ってください」と願って「南無阿弥陀仏 なむあみだぶつ・・・」とお念仏を唱えれば、臨終の時(命を終える前)に阿弥陀仏が多くの菩薩と共にお迎えに来て、臨終間際の苦しみを抜いてくださるので、安らかな境地で最期を迎えることができます。そして気が付けば一切の苦しみが無い極楽浄土へと生まれる(「往生」といいます)ことができるのです。極楽浄土では阿弥陀仏のお説法を拝聴して、修行のお導きをいただき、自らが仏に成るまでお育てくださるのです。自らが仏となって、苦しむ人を救う立場となります。命を終えた先には、活躍できる・やりがいのある場があるのです。どうぞ「極楽浄土に迎え取ってください」と願って、南無阿弥陀仏を毎日唱えて、この世を生き抜いてください。