西極楽寺住職ブログ
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「死んだら よろこばれたなんて 恥ずかしいなぁ」
私たち僧侶の仕事の一つにお葬式があります。最近は家族葬が多く、少ない参詣者で勤めることが多いのですが、会場に入りきれないほどの参詣者が来られるお葬式もあります。
参詣者の多少に限らず、故人を思い、涙を流して別れを惜しむ方の姿を見て、「故人は優しい方だったんだろうなぁ」と想像します。
生きている間に自分の欲ばかりを追い求めて、周りの方を傷つけたり、迷惑を掛けてばかりの方であれば、その方が亡くなった時に悲しんでくれる人は・・・・。
死んで喜ばれる人生ではなく、死んだら悲しいと思ってもらえるよう、欲は「ほどほど」にして人生を歩むことが大切ですね。