西極楽寺住職ブログ

雲香る

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2026年6月1日

2026年6月 伝道掲示

 

 先月には出身高校の大同窓会(自分の学年だけでなく全同窓生が集う1年に1度の同窓会)が行われました。今年は担当学年でしたので、実行委員として運営のお手伝いをしました。例年以上に手作り感が満載の大同窓会に、出席者からは「大変よかった」と喜びの声を多数いただきましたが、実行委員からは反省がそれぞれありました。反省点をしっかり振り返って、次年度の担当学年(1学年後輩)に引き継ぐことで、よりよい大同窓会にするという前向きな反省です。

 「反省とは前進のための土台である」

 大切な自分の人生では、目の前のことに一生懸命になってしまいます。一生懸命になり余裕がないときほど、失敗したり、誰かに迷惑を掛けたり、傷つけてしまったり、それらのことに気が付かなかったりする。まるで車を運転しているときにスピードを出すほどに、視野が狭まるようなものです。

 一生懸命に目の前のことに取り組んで生きることは大切ですが、定期的に振り返る時間を持ちたいものです。反省の時間です。反省することでこれから先の人生をよりよい方向へ前進することにつながるのです。                          

『デジタル大辞泉』では、反省とは

自分のしてきた言動をかえりみて、その可否を改めて考えること。「常に反省を怠らない」「一日の行動を反省してみる」
② 自分のよくなかった点を認めて、改めようと考えること。「反省の色が見られない」「誤ちを素直に反省する」

言葉の説明もさることながら、例文を読んでも、人生に反省が大切なことが分かります。

 仏教では懺悔(「さんげ」と読む)を大切にします。自らが犯した罪を反省する懺悔は、自らの身を浄めるための最も重要な行いの1つです。毎日、仏様の前で手を合わせ懺悔の時間を持ってみませんか。人間が相手であれば、ばれていないと思って、嘘の上塗りをしたり、自分を正当化するなど、反省・懺悔とは正反対の方向に進むこともあります。仏様は私の言動や心の中を全てご存じですから、ごまかす必要がありません。だからこそ仏様の前で素直に反省・懺悔することができるのです。「次こそは」「これからは」とよりよい方向へと前進するための土台として、毎日、仏様の前で手を合わせて、お線香の良い香りを頂きながら懺悔の時間を持ってみませんか。

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